平成26年2月研修『健康食品とサプリメントについて』
研修担当の高橋です。
2月の研修は(株)ルンル、(株)分子生理化学研究所のご担当者様よりサプリメントに関わる薬剤師についてご講演いただきました。
サプリメントは主に通販やドラッグストアで購入するというイメージが浸透していますが、購入者に実際に行われたアンケートではサプリメントについては薬剤師に相談したいという意見が多く、「薬剤師=薬」ではなく、「薬剤師=健康づくりのパートナー」という役割が求められています。
複数の医療機関からの処方を1つの薬局が応需する「かかりつけ薬局」と同じように、健康食品やサプリメントについても、薬局が介入することで相互作用による治療効果の悪影響を防ぐだけでなく、治療効果の最大化や患者さまのセルフメディケーションを手助けすることができます。
私自身健康食品やサプリメントに対しては懐疑的な思いを抱く部分もありましたが、多くの製造業者が素材の品質や剤形による吸収率の違いなどを考慮しながら生産を行っていることを知りました。
患者さま自身がサプリメントを活用し健康意識を高める過程に薬剤師が存在することで、これからの医療に可能性を感じることができました。
今後も薬を中心としたアプローチではなく、健康食品やサプリメントを含めた患者さま自身の生活に対してよりアプローチしていきたいと思います。